なまくらゴコロ

以前ならイライラして怒ってブチ切れ寸前、みたいなことをお客さんにされたのに、なぜだか不思議と心が波立たなかった。心が鈍くなっている。錆び付いている。最近、日中の仕事中なんかは、意識的に閉じているからね。怒っても、その怒りと期待を受け止める側がいないからね。余計空しくなるからね。


あっでもそこまで諦めているのは自分の範囲であって、他の範囲にならもう少し期待してるな。うん、してる。期待してる。


怒りが沸かない理由は、罪の意識と自分への甘さと期待値のなさ、だろうな。罪の意識はもうしょうがないし、朝の後ろめたさに関しては自分次第だからどうにかしよう、自分への甘さはなんとか自分を棚に上げよう、期待値は…期待するのも私の役目だし、なあ。いずれにしても自分が傷つくのを恐れているから、怒りが沸かないんだ。糾弾されること、雑言投げ掛けられること、裏切られること、それを恐れていては、心はどんどん死んでゆく。どんなに裏切られたって、傷ついたって、私には本がある。歴史がある。だから大丈夫。怒ろう。怒るんだ、私は。