EPISODE RED

見てきました、エピソードレッド。もう、でんおうは、というかトクサツは、とりあえずしばらくはいいかな…と思っていたのですが*1、いいタイミングで休み取っちゃったので、せっかくだし、と。以下、ガッツリネタバレ仕込んであります。一応隠しておきます。簡単な感想です。ストーリーの感想なのに、もはやトクサツのそれではありません。(笑) そして、昨年電ディケを見たときの感想と重なる部分も結構あったので、リンク貼っておきます。(自分メモ)→電ディケ感想




かっ…かっ…かっ…に続く感想は、


1 かめんらいだーじゃなくね…?(不安げ)
2 悲しいー


の、2本立てです。(そうした意味は特にはない)


侑斗と愛理さんのお話、と聞いていたので、どう転んでも切ない話になるだろうなあと踏んでおりましたが、やはり。切ない。侑斗と愛理さんが切なすぎてもはやライダーであることを忘れそうに。(笑) これ、大丈夫、なのか…?と不安になってしまいました。(余計なお世話)(笑) 変身はやっぱりカッコよかったけどー!


そして、侑斗と愛理さんの物語が、せつなすぎて、いっそディケイドに破壊してもらえばよいと思いました。(嘘です) 愛理さんの「侑斗は、そういう(自らを犠牲にしてでも愛理さんたちの時間を守った)人だったの。」がもう、酷くて、悲しくて、切なくて、残酷なセリフだなあと。そのあとに空耳で「あなたは、それができるの?」という声が聞こえてきました。残酷。侑斗は、生きている限り桜井さんには敵わない、と、そう聞こえました。それでも侑斗は「もう一度会いたかった」わけで、軽くストーk(ryまがいな行為を行うくらい(笑)は愛理さんを思っていて、これだけ突き放されても愛理さんを守る。愛理さんの「侑斗」と今ここにいる「侑斗」は違う、とはっきりと否定されてなお愛理さんを想う侑斗に、「切ない」以外のどんな形容詞が当てはまるのか。侑斗って、どうやっても切ないよね…テレビシリーズ見てても常に切ない。愛理さんに忘れられるのと、覚えられているのと、どっちの設定のほうが残酷なんだろう。


で、愛理さんサイドもまあ切なくて切なくて! セリフ少ない分、いろんな妄想しちゃって大変でした。最後の涙なんて、解釈するのに脳フル回転。愛理さんも、切ないキャラクターだよな。愛理さんにとってみれば、自分の愛した男は桜井さんであって目の前の侑斗じゃないわけで、でも侑斗は間違いなく桜井さんなわけで、でもまるで別人にしか思えなくて、むしろそう思いたくて、でも侑斗はもういない桜井さんを想起させる存在には変わりなくて、とはいえ目の前の侑斗=自分の桜井侑斗と納得してしまったらその瞬間桜井さんはいなくなってしまう。でも、いつまでも侑斗とこのままの関係でいるわけにはいかない。侑斗には侑斗の未来がある、時は刻々と進んでいく。みたいなね! 勝手に愛理さんの涙にアテレコしまくりました。(笑) だって切なすぎるんだようー。


結局、愛理さんにとって侑斗は、桜井さんとは交わらない(交わらせない)存在なのかなと思いました。そして物語全体も、桜井さんと侑斗をどこまでも切り離しているように思えました。だから、愛理さんがどちらを選んでも、決してハッピーエンドにならない。どんだけ切ない話やねん。


加えて今回はデネブがずっとしょんぼりしてるから、私までしょんぼり! ああんデネブが悲しいと私も悲しい…(そこまでか) でも、デネブの妄想劇場は可愛かった! ゆういちも松本さんも、そして誰より芳忠さんがラブリーでなんなのこのカワイイ大人たちー!!とテンション超あがりました。(笑) まさか、また芳忠さんの女性声が聞けるとは…っ!(ミーコ@シャングリラは別) なんかもう、ずっとデネブの妄想劇場でいいと思う。(笑) デコ出しのちゃん先生ってそんなにそそられないんだけれど、今回のポンパはちょうちょう可愛かった! アクションやって、コメディやって、可愛いよう可愛いよう…!! あとは、少しでも侑斗とデネブのじゃれあいがあってよかったです。前回のあの少ない出番でも技かけたんだから、今回も意地でもかけるだろうと思ってはいたけれど、話が話だからな…どうかな…という思いだったので。結局、そのじゃれあいすら切なさの引き立て役ですけども。スイカの塩。(違)


引き立て役といえば、良太郎サイドには、手放しで笑わせていただきました。(笑) モモ好っきゃー!!(叫) モモの不幸っぷりがいちいち可愛すぎて、もう、この気持ちは何だろう。というか、溝口良太郎があまり不運でない分、モモが不運しょってるよな。(笑) 毎度良ちゃんと離れ離れになっては、ご主人様のお迎えに尻尾振ってて、なんかもう、モモがおバカな忠犬にしか見えません。「超」より前は、もう少し頼りがいのあるあんちゃんだったような。(遠い記憶)(笑) そして溝口良太郎。電ディケの時も書きましたが、すごく良い! すごく良い! てかもはや佐藤良太郎より男っぽいっていうか、しっかりしているっていうか、男らしいっていうか、なんつうかで、非常によかったです。佐藤良太郎よりもしっかりしているのは、単なる物語の時間軸の進行にもよるものと思いますが。溝口くん大人っぽくなりましたねえ。すっかり声も低くなって。でも、それでもやっぱり佐藤良太郎に見えました。私が脳内変換したシーンもあるけれど、それ以上に、溝口くんが前作から頑張って佐藤良太郎の良太郎を継承してきたんだろうことを感じました。だからこそ、(監督も言ってたようですが、)もう、溝口良太郎でいいんだよ、と言いたい気持ち。なんつうか、侑斗見てる切なさがあるんだ、溝口良太郎。「良太郎」という一つのキャラクターを演じているわけだから、意識しないほうが難しいけれど。でも、前作で佐藤良太郎じゃないでんおうはどれだけさびしかろと思って見て、溝口良太郎に救われて、むしろありがとうを言いたかったくらいだから、だからもっと溝口くんの良ちゃんを出していいと思う。と、生意気な口きいてみる。


しかし、パンフレット見てびっくりした。私はてっきり、もう「野上良太郎」はキャスト変更して溝口くんになったんだと思い込んでいたのですが、まだ「小さくなった良太郎」だったのか。これも酷な話だな。そこまでするなら、あえて言おう。佐藤良太郎が見たい! たけるくんの「ふわああああああ(あわあわ)」が聞きたい! 自転車ごとコケるたけるくんが見たい! タロスズ(+王子)に憑依されるたけるくんが見たい! 見たいったら見たい! 見たいー!!(駄々)


そしてハナさんも見たい。(私の夢は、佐藤良太郎×中村侑斗×白鳥ハナの曲リリースです)(c/wに、溝口良太郎×沢木侑斗×松元コハナ) けれども時の流れとは無常なもので、まさか、今回の環季ちゃんの衣装が、ハナさんのリメイクとは。ハナさんの衣装がまだあったことにも驚きですが、環季ちゃんがもう白鳥さんに追いつきそうなことにも驚愕です。ああ無常。ついでに言うと、溝口くんとたける様って、どっちが背高いのかしら。


全体を通して、なんだか切なくて(もちろん主にストーリーの話です)、今まで見てきた少しばかりの小林さん脚本のストーリーと比べるともやもやっとしたものは残りました。でも、侑斗と愛理さんに関しては、もやもやっとしたままでいい、とも思います。というか、作られれば作られるほど悲しい結末にしかならなそうで、そんな可哀想な二人は見たくない、というか。次に侑斗を見るときは、またおバカなコントシーンがいいですね。デネブー!って怒ってる侑斗が見たい。いや今回もいたけど!


全然2本立てじゃなかったね! では、仕事してお風呂入って寝ます!

*1:いかんせんシンケンに盛り上がりすぎてWもゴセイもまともに見ていない