納め・る祭 感想第3弾

吉川弘文館さんの【今日は何の日】ツイートがお気に入りで、遂にそれを抜粋して完全自分得歴史手帳を作成する試みを始めました。全く謎の行動です。近年手帳が活用できていなくてね…でも手帳は持っていたい*1、ならばどうする、俺得歴史手帳しかないだろう。本日は十日分書いて挫折(早い)。でも今週と来週分は書けました。しばらく保つよ!


例えば明日明後日はこんな感じです。

富士山噴火した翌日に田村麻呂ってばまた陸奥に向かったのねん関連はないだろうけどもなんというかこう演出過多(好き!)と思いつつウィキペディア調べたら、なんだか色々滾ってきたのでまた長文です。最近たくさん書いている。楽しい。



789年 紀古佐美率いる官軍が阿弖流為率いる蝦夷軍に大敗
792年 田村麻呂 征東副使(大伴弟麻呂の補佐)を任じられる
793年 田村麻呂 官軍を進発させる(「征東副将軍坂上宿禰田村麿已下蝦夷を征す」)
796年 陸奥按察使、陸奥守、鎮守将軍を兼任
   (※戦争正面を指揮する官職全て)
797年 桓武天皇により征夷大将軍に任じられる
801年 遠征成功、蝦夷の討伏を報じる
 〜いったん帰京〜
802年 確保した地域に胆沢城を築くために陸奥に戻る
   4月15日 阿弖流為と母礼ら降伏
   7月10日 二人は田村麻呂に従い平安京入京
   8月13日 阿弖流為と母礼 処刑
wikipedia:坂上田村麻呂wikipedia:アテルイより抜粋)

とあったので、もう納祭世界は今回の歴史じゃなくて歴史の道標が作ったいくつめかの歴史の一つだと思っているから(封神ネタ)全然史実通りじゃなくていいんだけれど、あんまり違いすぎると女媧さまがキレて西暦三桁にして地球上一掃されてしまう恐れがある(封神ネタ)からある程度は照らし合わせようと考えた結果(前置き長い)、

789年 大伴弟麻呂 蝦夷軍に大敗
792年 桓武天皇ウロウロ→田村を呼べ!→征東の副将 任命
 〜田村麻呂と阿弖流為の出会い・咀嚼が止められない〜
793年「討伐だ!」「討!」「伐!」官軍進発→阿弖流為の暴走
797年「こんな夢 見たんだYO!」→田村麻呂 征夷大将軍
 〜アラハバキにお願い?〜
 〜きのこの山火事〜
 〜役立たずの阿弖流為
 〜津軽のキラキラポイズン〜
 〜アラハバキにお願い?〜
 〜「獣の血に弟の霊が誘われちゃうでしょ」〜
 〜「お前も俺を謀る人間の一人だったか」〜
 〜もう一つの宝玉〜
801年 田村麻呂と阿弖流為の一騎打ち
 〜田村麻呂帰京、綿麻呂の正体〜

こんな感じなのかなと。劇中のアテルイは降伏していないし、そう考えると一騎打ちのタイミングは801年かな、と勝手に想定しました。そうすると、史実の田村麻呂の帰京と劇中の田村麻呂のラストシーンがちょうど合うし。ラストシーンのセリフほとんど抜けてしまってニュアンスしか脳内に残っていないのでうまく書けませんが、「アテルイの言うような、誰もが本音で、笑って過ごせるような『国』を作るために、俺はこれからも生きていく」、この決意でもって再び胆沢の地に赴き胆沢城の築城に取り掛かるとしたら、なんだろう、まだうまく言葉にのせられませんが、あーーーーーー萌える(萌えるんです)。なんて言うか、自ら傷を抉るような感じが(鬼か)。しかも、モレは劇中生き残って蝦夷のリーダーを担っているわけです。ラストシーンで「お元気で」みたいなこと言ってもう二度と会わなさそうな雰囲気出していましたが、どっこい田村麻呂再び胆沢に来るよ。また会っちゃうよ。ええつまり、史実に基づいて、まだまだ続きが妄想できるということです。さあ、「『アテルイに背負わせた罪を背負って蝦夷のリーダーを務めているモレ』×『心身ともに疲弊しながら、“朝廷の行政施設”を建てる任務を背負って再び“アテルイの地”である胆沢の大地を踏む田村麻呂』」のリーディングをやりましょう。上映会で(上映会あるよね…?)。


あとね、年表を眺めながら、ひとつ薄暗い展開を楽しく妄想してしまったので、せっかくだから書き残しておきます。備忘録。


上述の通り「田村麻呂とモレの再会」が有りうるのならば、史実に照らし合わせてもう少しきちんと考えてみようと思ったのです。そうしたら、こうなりました。

802年 田村麻呂 胆沢城を築くために陸奥に戻る
   4月15日 蝦夷の“首長”と“副長(と言うのか…?)”ら降伏
   7月10日 二人は田村麻呂に従い平安京入京
   8月13日 蝦夷の“首長”と“副長” 処刑

アテルイ」は、蝦夷の首長です。文書には「阿弖流為(及び母礼)」が処刑されたと残っていますが、ねじまげひん曲げこねくり回せば、記録上「阿弖流為」「母礼」であったとしても、それは単なる「蝦夷の首長」「副長」の記号でしかないとすることも可能だと思います(不可能です)。あの時代、色んなことにタイムラグあるしね! 行き違いもあるしね! どこかでごっちゃになって、「阿弖流為」と「母礼」が処刑されたってことになっててもおかしくない(真顔)。
モレは、「アテルイ」になったのです。記録上では。で、誰だろう、イサセコかな、モロクリかな、サマコかな、誰かが「モレ」になったのです。
納祭を最初に見たとき、「モレ死なないんかいっ!」と思ったのです。いや話の流れ的には死ぬところなかったと分かっちゃいます。せっかくネタバレ(勉強)していったのになあと思った程度です。ですが、「阿弖流為」を「=蝦夷の首長」と記号的に捉えると、いよいよほぼ「年表通り」になるなあと。恐ろしいほどに「史実通り」だなあと。
だいぶ暴論ですが、妄想の翼は止められません。月の裏側へ行ってきます。イカロスかお前は。(言いたいだけシリーズ)
…モレがアテルイになるとか、誰かがモレになるとか、私も自分で言っていて全く意味が分かりませんが、思っちゃったんだからしょうがない(開き直り)! 楽しい! そしゃk(ry


尻切れとんぼですが、今日はここまで。妄想楽しい。

*1:毎年、ダヤン(わちふぃーるど)のスケジュール帳を愛用しております。